高史明氏、自覚の無いまま差別発言を繰り返すのは社会心理学者としてどうなんだろうね
高 史明(TAKA, Fumiaki)さんはTwitterを使っています: "差別デマを弄んでるアカウントにアニメアイコンが多いのは、そういう趣味とネトウヨ傾向に親和性があるからという可能性もあるけど、単
何がつらいって、最近の若い子はアニメアイコンそんなに使ってないんだけど・・・彼がいう平均年齢の低いってのは、高齢化社会における相対的なものの事をいってるのだろうか…そして前後で主張の趣旨が異なるという
2016/04/17 23:24
よんだ。
で、それよりも興味深いのは以下のツイート。
最初のツイートを僕が“オタクはネトウヨ”と主張していると読んだ人は今すぐ進研ゼミの中学コースを申し込んでほしい…。僕は“巷でそういわれてるけど他の解釈も考えつくよね”って言ってるんですよ。
— 高 史明(TAKA, Fumiaki) (@Fumiaki_Taka) 2016年4月17日
まず、彼は社会心理学者なのでまさか根拠も無く”巷でそういわれている”とはいわないでしょう。
その前提で、私は少なくとも巷で「差別デマを弄んでるアカウントにアニメアイコンが多い」という話を聞いたこともしたこともありません。
百歩譲って、彼が「私の周りでは」と彼と彼のコミュニティに限定したならばわかります。
ただ彼は「巷」つまり世の中ではという意味合いで広い人がそう感じているという主張をすることでその意見があたかも一般的であるとすることで自分をより安全な位置に誘導しています。
ちなみにこの誤った位置取りを行うのは精神的に幼い人がよく行う行動です。例えば子供が「みんなもってる」あれと同じです。
「みんな」とすることで自分が持っていない事が問題であるという自分自身の意見を正当化するわけです。
私が思うに彼は馬鹿ではないのでこの「巷」という表現をおそらく使うことの問題を理解していたものと思います。
(もし理解せずにつかっているなら、それこそ中学生からやり直すべきですね・・・)
ちなみに何か具体的な統計データがあるならば確かにそれはある事実として受け入れられますが、私が知る限り、根拠となる具体的な事実としてのデータは存在していないとの認識です。
あと、最近の若い子は私が知る限り、比較的アニメアイコンよりも自撮やグループ写真(なんていうかわからない・・・)のほうが多いと思いますよ。それがわからないのは残念ながらジェネレーションギャップだと思いますが・・・。
それでもなぜあえて「巷」と使ったか?
これはおそらく「自分の周りでは」とすると、自分自身およびその周辺がそういった感覚を持っているという主張になり「世の中の一般的な」という自身の公平な意見というポジションが崩れるからだと思われます。
元発言の「可能性もある」ということだけであれば、まぁ確かにわからんよね、調べないと、という話なんですが、上記にあげたポイントを見ると元発言の意図がわかりやすくなりますね。
こういうのを墓穴というのでは?と思うんですが・・・
まぁ、ある意見を眺めたときにそこにひとつの特徴を見出すことは少なくとも誰しもあると思います。
それが事実か否かは別として、ですが。
ただ、多くの場合それは部分的な一致に過ぎず、ある集団の中にある特徴を持つ個が一定以上の割合を占めたとしても、それをもって、ある特徴を持つ=そのような意見を持つということをあらわすわけではありません。
これは彼自身もTwitterの発言の中で発信していますから、理解しているはずです。
にもかかわらず、彼は他人に対しては当たり前のようにその趣旨の発言を行い、一方で、自分の発言に対して同様の指摘があった場合はあえて気づかないようにスルーしている時点で、おそらくここであげたような発言の矛盾には自分で気づいていると思われます。
まぁ、これ、確実に意図した発言だということですね。
このピックアップした発言以外でも結構彼の発言は自身の主張を自分で矛盾する構図に持ち込んでいるというのが興味深いので、時系列を追って発言を確認してみることをお勧めします。