何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

結局のところ自浄作用を働かせたのかどうかではないかと

 

株式会社gramとフランチャイズ契約している店舗の家族からのお願い「怒りの矛先を本店ではなく地方の向けに抑えてくれればと思います」様々な意見や疑問 - Togetter

言わんとする事はわかるが、ただなぁ、例えば不正を行った会社が倒産したとしてそこで働いている多くの従業員には関係がない話しではあるわけだが、ただ、それを自浄できなかったという事実からは逃れられないよなぁ

 

フランチャイズに本部に対して意見する力などない、という反論は聞こえてきそうだが、それは言い換えれば、本部が不正を行った上で築かれた土台に自分達も乗っていると宣言しているわけで、つまりはそれは本部と我々は一体なのですといっているようなものでしかないと思う。

 

実際、これほど不誠実な商売をしている会社だとはわからなかったという事は理解できるし、まぁ、別にそういった程度の下調べしかできなかったという事は、大凡他人の事だから言えるようなもので、仮に自分にも人生の中で一切の見落としがなかったかと問われればきっとそんな事はないだろうとは思う。

 

が、結局、冒頭に述べたように、フランチャイズに参加するというのは、ある意味いろいろな自分達でゼロから作るべき信頼とか、商品とか、いろいろなものを本部と共有するという事にサインし、その上で、そういったノウハウを共有されているわけです。

 

言い換えれば、仮にそのノウハウや競争力が不正なものの上に築かれたものであったならば、経緯はどうであれ、結局の所その不正の結果を本部と同様に享受していたという事実は変わらないというのは明らかです。

 

そこに至る経緯に感動をも覚えるストーリーがあったとしても、結果は変わらないので、そこを世論に訴えても意味はあまりないのでは?と思います。

 

このケースに限らず、結局のところ、組織が起こした不始末というのは、一番身近な関係者が率先してただして行くしかないし、逆にそういった行動を起こせばむしろその点の理解はされると思いますし、そういった行動を評価し、味方になってくれる人も現れると思います。

 

そこで「我々は知らなかった」「我々も被害者なんです」と、今までは本部から与えられるその不正の上に成り立っていたかもしれない利益を享受しておきながら、状況が変わったら「やむを得なかった」と自己弁護をするのはちょっと自己中心的過ぎるとは思う。

 

せめて、そういった事が正しくないと感じるのであれば、まずはそういった元に築かれた組織とは手を切るという事を明言すべきだし、そういった行動をとるべきだと思う。

 

それから「身を粉にして働いている」というが、被害にあった側の会社だって海外から日本という異国の地で闘う為にそれこそ言葉もわからないような場所で文字通り身を粉にしていたと考えれば、自分達だけが一方的な被害者という立場をとる事が適切でないという事はわかるのではないかと思う。

 

わからなかった時について議論しても仕方が無いとは思うが、今はわかったわけですよね。だったら今はどうすべきか?という事だと思う。

 

その今はわかっているのに、自分達の立場だけを述べて、自己保身だけを図るような雰囲気を出してしまうことはより状況を悪化させてしまうことだと思う。

 

気持ちが全くわからない訳でもないし、一定の理解も示すが、ただ、それと同じぐらい店舗経営者であるつまり経営者としての視点でご両親の立場を見ると、もう少ししっかりとした対応をすべきです、というのが僕の助言です。