何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

同性愛者という話よりも、これはヒーローの新しい在り方を再定義するよという話かと

 

黒人、アジア人、LGBTのキャラがいたとき「あえて入れてる」「ポリコレを感じてうんざり」と思うなら

個人的にはあまり良い手法とは思わないけどね。結局それらを受け入れない人達ってのは結果としてそういった存在をより嫌悪するようになり対立構造はより激化するわけで。時間で解決できるとは思わんがどうするのかと

個人的にはそのような展開があっても特段気にすることはないし、結局作品として成立しているのか、面白いのかとしてしか考えない(例えば、私自身はアニメ作品で作画崩壊していたとしても最終話まで見てから判断するタイプなので、ぶっちゃけ面白ければ/作品として価値があれば正義と考えている)ので、どうでもいいとは思いますし、DC系って結構ねじれてるから今更感はありますし。

 

一方で、とはいえ波風が立たないかと言えばそれはないだろうなと。

個人的にはちゃんと伏線とか方向性の整理とかした上でそういった事が起きるという点には特段問題はないと思いますが、今回の件が唐突でないという話なのかは私にはわかりません。もしも唐突なのであれば恐らくそれなりの反発は、単純にそういった事に理解がある人からも出てくる(根本的に作品としてどうよという話)でしょうし、そういった点で元記事にある「市場が求めていると感じたからそうした」というなんというか、我々は市場の求めに応じたのだ、というちょっと逃げ口上的な前置きをするというのは危ないのではないかと思わなくもない。

 

ただ、全文読んでみると実は同性愛者云々は実は些細な話で、むしろこれ文末の方にちゃんと意図した展開の事が書かれているのだけど、あのまとめや関係者はなぜそこに触れないのかと。

寧ろ、ジェンダー戦争をより激化させるために意図的に読み落としているのでは?と思う程度の話だと思うが。

 

参考:https://www.ign.com/articles/superman-bisexual-lgbt-jon-kent-dc

 

作品の中で、同性愛者という立場は一つの象徴ではあるものの、そもそもヒーローとそのパートナーの関係性やあり方という点にも大きく変化を付けていると書かれています。

で、それは今までのヒーローとそれを支えるパートナーという単純な構図ではなく、それぞれの立場からの戦い方との向き合う姿勢だったり、また、その相手自体(つまりヒーローとはなにと戦うのかという点)も今の時代に即したものである必要がると述べられています。

 

つまり、この変化で重要な事は、ヒーローが戦うという立場から、ヒーロー以外の存在もまた重要な役割があり、それぞれの立場で戦い、そのあり方そのものが今までのヒーロー作品中のキャラクターの役割から変化して、より現代的になった、与えられた、決まった役割をただ演じるだけの存在ではなくなったという事を意味しています。

 

私は同記事を読んだとき、いや、言いたいことは実はこっちで、むしろ同性愛者とした点ばかりを取り上げるというのは、結局その事だけに目が向いてしまう、つまりは、それを衝撃的な事として受け取ってしまう人々なのだと思うのですが。

 

何というか、まとめというのはそのまとめ主の考え方や見方でその記事が伝えたい事の意味がズレてしまうのですが、このまとめも結構酷いまとめだと思います。

恐らく記事で言いたいことの大半は伝えておらず、ただただ受け入れない人を罵る為だけに、その部分だけ、実際にはそれは冒頭の話でしかなく、その部分だけを取り上げて「な、お前らはクズだ」とばかりに相手を罵る道具にしているわけで、結構酷いまとめだと思いますが。

 

書き手としては、同性愛者という点も含め、様々な点で新しいヒーローの形を描く事にチャレンジするという事を宣言しているわけですから、ちゃんとそういった大事な事を理解した上で、まとめてほしいなと思いますが。