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何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

肯定的な意見のみが理解者とは限らない

 

炎天下の中で行列に並ぶ妊婦さんを見た話 - ネットの海の渚にて

「やってはいけない」ということではないが「備え」や「リスクは」最初は自分が負うべきで、周囲はあくまでもサポートにすぎないことを忘れてはいけない。これは妊婦に限らず普段の生活でもそうだと思うけど。

2015/08/17 17:48

 

よんだ。

 

まず、誰かの対して一方的に「やってはいけない」ということは必ずしも正しいことではないとは思う。その一方で、自分が何かをやるときに相手のサポートが存在することを前提で考えてもいけないと思う。

 

子供というのは当然ながら個人のみで育てるというものではなく、周囲の様々なサポートが存在して初めて実現される取り組みであると考えます。

 

ただ、常にこの手の記事を書くときには触れますが、そのサポートは万人が賛成している話でもなく、時と場合によっては対立の元となることも事実です。

 

そのようなときに「いや、あれはあいつが頭がおかしいんだよ」などと無責任にいうことは簡単ですが、その先で被害を受けるのは結局本人であり子供です。

 

そもそも炎天下の中並ぶというのは、妊婦であるか否かに関わらず体によくありません。普段は特に負担を感じていなくても、その日の水分の摂取状況や体調、気温や湿度など様々な状況により突然熱中症であったり脱水症状に至ることもあり、だれであれ炎天下の中並ぶというのは不適切な選択です。

 

「妊婦の人が」というと「妊婦の人だから」と解釈してしまいがちですが、言葉を「妊婦以外」に置き換えても普通に問題だらけです。

 

子供同伴であるから問題ではなく、子供でなく大人であっても体調不良に陥る可能性がある状況であれば基本は並ぶべきではないし、必要に応じてそれを友人や周囲の人間はちゃんと理解できるように説得することの方が重要です。

 

「理解」というと、一見すると「実現する」であったり「叶える」のように肯定的な行動や意見ばかりが「理解」と受け取られがちですが、それは間違いです。

その人が気づかないリスクがあるのであれば、ちゃんと回避するための選択や手段について話したり、時には説得することも重要でしょう。

 

例えばお店を選ぶときに、単絡的な味や金額だけでなく、その人に合わせた適切なサービスを提供してくれる店を選ぶという事も重要な要素であり、そういったお店を教え選択してもらう事も重要なサポートであると考えます。

 

「周囲の理解が足りない」というのは本当に綺麗な意見ですが、その「周囲の理解が足りない中でどうやって子供を育てるか」を一緒に考えることも大切です。

そのためには「現実」と冷静に向き合い、手段がある時は適切な手段を講じる事で「実現」する事を選択すればいいし、手段や回避が難しい場合であったり時に命の危険にも及ぶような時にはやはり「否定」する意見を述べなければならない、そういった選択も必要です。

 

当然「否定」という言葉で書きましたが、言葉や行動としてはちゃんと意思疎通可能なよう配慮する事は当然です。

 

「妊婦なんだから」であったり「子供がいるんだから」という理由ではなく、「熱中症」や「脱水症状」という危険についてちゃんと理解してもらい、それは大人だけで並んだとしても存在する危険であり、その危険を感じる時は、大人・子供・若者・お年寄りそういった属性に関わらずその危険を回避しないといけないという事にすぎません。

 

ともすれば「妊婦」や「子育て中」という属性に対する批判とも受け取られがちですが、そういった穿った見方をする人が本当にあなたの事を考えているのか冷静に考えるべきです。

 

妊婦でなければ「熱中症」や「脱水症状」のリスクと戦えた、という考え方もあるでしょうが、そもそもその考え方は妊婦云々に限らずとても危険で止めるべきです。

 

そういった列の形成について当然店舗は望んでいるわけもなく、そもそも列の形成について多くの店舗は困っている事の方が多いのが実情です。

近隣店舗からの苦情であったり、人員の配置やクレーム対応など正直店舗側の話を聞く限り売り上げが増えているという嬉しさと同じぐらい、そういった対応への負担に苦慮しているところも少なくありません。

また、列の形成を店側が否定しても実際のところお客様が勝手に並んでしまう事も多く、その場合、お客様同士のトラブルも発生するなども問題もあり、結果、列の形成をコントロールするように対応せざる得ない事も少なくありません。

 

結局、こういったものは並ぶ側が自分の欲求とその欲求に従った場合のリスクとのバランスをそれぞれの事情で判断するしかなく、あくまでも店舗や周囲のサポートは2次的なものであり、相手が考えうる範囲での可能な内容でしか提供されないという事を理解して、その選択が正しいのか判断しないといけない話だと思います。