何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

東スポWEBの記者は素人以下のスキルをいい加減改めるべき

過去にもアホな記事をピックアップしていたこともあった東スポWEBだが、またなかなか適当な記事を拾ってきたわけでして。

 


元記事を読めばわかりますが、記事としては波紋云々というよりも、ファステストラップを角田にとられたことにショックを受けたファンがいたようだという程度のもので、論争についての内容の説明もなければ、具体的な事実としては、数件の投稿を拾い転載しているだけで、それ以上でもそれ以下でもない。

その上、そのうちの一人は、自分の投稿のスレッド上で「トップ10にしかポイントははいらないから当然では?」という旨の指摘に対して「それを今知ったところだよ」と返信しており、当初の投稿は知識不足からの投稿であったとの事だった。

その他の投稿でも、リカルドの状況がレースとしてはとても難しい状況であったという事を述べているだけのものであったり、奪われたという事実を述べている程度のものであったりで、本当に批判的な意見は1件のみであり、その投稿も顔文字等をつけている感じから「やめてくれよ」というニュアンスの意見であり、別に論争と呼べる程のものですらなかった。

 

なんというか、まぁ、記者という程度の人間が書いているわけでもなく、ただ何となくネットで見つけた記事を適用に翻訳して転載しただけの事で、記事に示された内容が本当に起きているのか、そのような事実がどの程度確認されるのか等は全く確認していないわけで、少なくとも素人の私以下のスキルで仕事をしているのは確かかと。

 

そもそもF1ファンであれば、前述したファステストラップに与えられるポイントがトップ10のドライバーにしか獲得できるチャンスがない事(そもそもこの仕組みはF1以外でも採用されているので、知らないというのはF1どころかモータースポーツの素人なんですが…)や、チームとしても最下位を脱出するために1ポイントでも多く獲得する必要があった事(実際この結果により、最終リザルトでは9位のハースとのポイント差は2まで接近できた)、来年度からレッドブル以外のスポンサーの強化が行われるので契約上もよりよい結果が求められている事、そしてなにより、レース展開上角田のポジションがリスクが限りなく低い状態で1ポイントのエクストラポイントを獲得できる状況にあった(後続とのトラックポジション上でのタイム差が22秒程度開いている上に、さらに後続車に5秒のペナルティが出されていた/なお、ピットインのロスタイムは24秒程度なので、若干博打ではあった)という事、なにより角田のインタビューにより、そもそもこのチャレンジ自体がチーム側からのコール/指示によるもものであった事(ピットインの指示がされた時点では彼自身も理由が分かっておらず困惑したとの事)で角田自身には全く非がない事は明らかで、論争が起きる余地はない。

 

まぁ、リカルドファンとしては「順位は最下位でもせめてファステストラップを記録できていれば…」という結果が失われたことによる失望感はあったとは思われるが、そんな甘い世界ではF1はない。

世界で20席しか準備されていないシートを獲得するだけでも奇跡的な運も必要であり、その中でレースに参加し、結果を出すという事の意味を考えれば、まったく論争になりようもない話であり、何よりその程度の結果をリカルドが求めていたとすること自体、リカルドに対して失礼であると思うが。

彼はチームプレイを大事にしているわけで、この1点をチームが獲得する意味をよく分かっているし、この結果を受けて角田を批判する事もないだろう。

 

流石にこの程度の記事をYahooの配信に乗せるという判断も糞だし、何より記事の内容を検証しないというスタイルもなかなか糞だなとは思う。

 

まだその辺の学生にアルバイトで記事のピッキングをさせた方がよい仕事をすると思うので、担当者を変える事をお勧めします。