何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

それを正しい行為と認めれば社会に反発した無差別殺人すら合理性を持つ事になる

 

性差別や性暴力の話になるとケンカになる問題|アルテイシアの熟女入門|アルテイシア - 幻冬舎plus

少なくともどんな理由を付けても直接の加害者でない夫にに対して理不尽な怒りをぶつけた時点で何ら説得力はない。正当性のない活動や行動は支持を得られない。その点についてどんな言い訳をしてもダメだと私は思うが

 

部分的な議論となってしまうが、少なくとも社会を構築した男性が悪いわけで、その男性社会の一員であるというだけの理由で直接の加害者でない男性の代表として夫に理不尽な怒りをぶつける事を正当化したらダメ。

 

これは過去にも多数の犯罪行為でそういった環境を生みだしたことや、そういった環境によって加害者となってしまった事への理解をする必要があるものの、一方で、全てが社会によって左右されているわけでもない事から、少なくともどのような事情があれ、最終的に犯罪行為に到ったことについては当人が報いる必要があるという話しと同じ。

 

もしも社会が悪いわけだから、その構成員の一部に対して私たち被害者は加害行為を行う権利がある、などというトンデモ理論を正当化してしまえば、社会的な影響を受けた個人は何人も社会の構成員に対して加害行為をする事を許されるという事になる。

 

当然そんなわけはない。

 

少なくとも、ただの意見として相談や愚痴を言う、そういった最も身近で信頼できる人が夫であったというならそれはそれでよいし、そこで多少熱の入った意見を述べる事も良いと思う。誰であれある部分で他とは異なる熱量で語る事や怒りを覚える事はあるわけで、それが男女の環境による差があり、それを男性に語りたくなる事もそれはわからなくもない。

 

が、それは常識の範疇で、理性的でなければならない。

 

妻が手のかかる夫に対してつぶやく言葉の中で「私は貴方の母親じゃない」というものがあるが、それは夫にとっての妻も同様で「私は貴方の父親ではない」という事に尽きる。

 

私のサンドバックになってくれた、などという事を経験談として語る人がいるのは、それは文脈の関係で仕方がないとしても、その文章を読んだうえで、そういった行為が当然であるとその部分を肯定する人間については、ただの異常な考えとしか言えない。

 

そういった事を変えて行く事、理性的に議論し、理性的に活動するという事は、女性の社会的地位の向上やより多くのリーダーの輩出という意味でも重要で、こういった点でも「自分達は特別な環境だから仕方が無い」という意見は持つべきではない。

 

特異な環境である事は不幸であり、改善されなければならない問題であると思うが、だからといって、それを理由に他人に加害行為をしてよい事にはならないし、それを自ら「問題ない行為」としてしまえば、その人はただ自分のエゴを通したいだけの「理由」を探しているだけの人間に成り下がってしまう。

 

女性には女性の苦労、社会的問題があるし、同様に男性には男性の苦労、社会的問題がある。

 

双方の問題を「私たちの方が」と言い合うことに意味はなく、どちらもそれぞれの立場でそれぞれ辛い問題であり、何れも解決しなければならない問題だ。

 

単純にそこに問題があって解決しなければならない、議論したいのであれば冷静にすべきで、それ以上でもそれ以下でもない。

 

そして物事には関心がある事と、感心がない事が全ての人にはある。

 

男女感の問題だけではない、芸能人、スポーツ、イベント、事件、政治、経済、あらゆる事について人は感心のある事と、感心のない事がある。

自分が当事者である事について関係者が感心を持たないことについていらだつ事は問題ないが、それを相手にぶつけてしまえば、ただの加害者でしかない。

 

もしも自分の関心のある事にパートナーが感心を持たない事に耐えられないのであれば、分かれるべきだし、さらに言えば、相手が感心のない事すら無理にでも感心を持たせたいのであれば、同様に自分も感心のない事、相手が求める事について全て受け入れるだけの苦労を別途負う必要がある。

 

私は少なくとも自分の妻にそんな負担は負わせたくない。

 

私が男性社会の中で受ける苦労については、別に妻に理解して欲しいとは思わないし、おおよそ価値観は人それぞれであるわけで、全てを理解出来るとも思わない。

でも、だからといって妻が私に無関心であるとか、無理解であるとかは思わないし、私だって妻の全てを理解できているとは思っていない。

 

だからこそ、理解できるように努力はするし、相手の感情や尊厳について踏みにじる事のないよう十分配慮するわけで、それを失えば、ただの他人よりももっと低俗な関係であるとしか言えない。

 

少なくとも私は、その部分については一切の理解を示す事はできない。