何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

そもそも東京都が「やらない」と言えばいいわけで、それすら言わないし/言うつもりもないわけで

 

なぜ都民は東京五輪の責任を全部国のせいにするのか

まぁ、都民の立場としては言い訳できないかなと思う。実際小池氏についてだけで考えても築地・豊洲論争の迷走だけでなく都政でも実質何もしていない状況であったのに再選している時点で名古屋市長選と変わらんレベル  

 

状況により擁護派から反対派に変わる事は当然ありうるわけだが、少なくとも小池氏はこの状況でも東京都としてオリンピックについて進める事を選択している。

 

振り返るまでもなく、小池氏は常に責任をとらない、選択をしない事を常に行っている。

 

基本的には誰かがミスをすればそれを責め、それがさも自分の実績のような謎の発言を行うわけで、正直なぜ再選したのかという理由すらわからない。

少なくとも都知事としての彼女の才能はほぼ皆無で、唯一は責任をとらない、決断をしない、フリップ芸だけ頑張る、それだけに尽きる。

 

コロナ対応についても同様で、何かに付けては「それは国がお決めになる事ですから」というが、いや、都民に対する選択や決定は国ではなく貴方の責任なんだが。

 

そもそも緊急事態宣言が再三でているのは、都としての感染症対策が不十分であったり、民間との連携が不十分でったり、当然都民との対話が成立していない事が今般の原因であって、ワクチンが十分に供給されていないというだけでさも自分には何ら落ち度がないような態度をしている時点で都知事として無責任過ぎで目眩がするレベル。

 

当然、出来る事にも限界はあるし、取り組んだとしても効果がでるかどうかは定かではない。

が、だからやらない、等となるわけでもないし、少なくとも都は十分な予算もあるので、他の自治体とはレベルの違う取り組みも可能なわけで、それ自体は別に法整備は必要ない。

 

結局、彼女からすれば国が上手く立ち回れていないので、今は自分が責任を負わなくて良いという事を自分の免罪符にしているだけであって、それを見ている都民もそれを受け入れている状況(少なくとも都知事のアホ発言に拒否反応を示している人は少ないと私は思う/少なくとも私から見れば政府も都も同じレベルでクソでどちらかだけを批判する意味はない)であって、そこは否定できない。

 

当然私は前回彼女になぞ投票していないわけだが、それでも彼女がこのような状況でも日本でオリンピックを行うべきだという姿勢を示している以上、そんな無責任な状況を招いている責任の一端はある。

 

冒頭に述べたように、私は元々オリンピックには賛成はだったし、新型コロナウイルスという脅威があったとしても適切な環境が構築されれば行って良いとすら思っている。

 

が、少なくとも今の東京都の取り組みはそれには値しない。

ハッキリ言って、オリンピックを行う為の準備も何もできていないし、本気で取り組もうという姿勢すら見えない。

さもホストですらない雰囲気を醸しており、コロナ対策と同様に「委員会の方でお決めになるのでは」程度の考えしかないのだろう、それ程無責任な状況だ。

 

開催したいのであれば他地域よりもより積極的な対応を推し進めるべきだったし、延期になってから1年という猶予もあったわけで、時間は十分にあったが、結局評価に値する取り組みも、具体的なチャレンジもなにもなかった。

せめて結果はでずともチャレンジだけでもあればまだ「まぁ、仕方ないよね。正解は誰にもわからないからね」といえるが、特段彼女はフリップ芸以外の事に感心も興味も無かったらしく、東京都としての独自の取り組みというのはほぼ皆無で、その間も聖火リレーですら当然のように進めていたわけで。

 

少なくとも国政選挙とは違い、都知事選は直接選挙であり、前回選挙の時点で彼女が都知事に向いていない事は多くの都民には理解できるだけのイベントは多数あったわけだが、おそらく皆興味がなかったという結果がこの有様だと思う。

当時は新型コロナウイルスという脅威は存在しなかったという事も言えるが、それを差し引いても、彼女が都知事として優秀であった事は特になく、再選すべき理由は特になかった。

唯一は「無名候補に勝る知名度だった」それだけが彼女の唯一当選した理由であり、それ以上でもそれ以下でもないだろう。

 

何れにせよ、そういった都民の投票行動の結果がこのような緊迫した状況でも唯一の特技がフリップ芸であり、他人に責任を押しつけるという無責任さ全開の都政運営であるわけで、その中でこのオリンピックというイベントを無責任にも開催を強行するわけであり、このことに対しての責任は少なくとも都民は負わざるを得ない。

 

当然、何か具体的にできる事などないし、今さら何かをできるわけでもない。

 

唯一出来る事は、無責任な投票行動とはこういった事になるわけで、その事を肝に銘じ、真っ当な都知事を選ぶ、少なくとも都知事というポジションを国政選挙との駆け引きやその後の政治家としての立場作りに利用するような人間(そういった行動を「政治家の資質」として評価する人間もいるが、それは都知事としての仕事でも、都知事としての資質でもない/つまり他でやれという事)を自治体の長にしてはならないという事を理解し、次に繋げ、真っ当な都政を行える人間を次こそ選ぶという事でしかない。

 

過ぎてしまった事、起きてしまった事を今さら嘆いても仕方ない。

 

が、何れにせよ、このような最悪な状況をよりクソな状況にしているのは、少なくとも都の感染状況やその対策の迷走ぶりであったり、そういった状況でオリンピックを開催するという事に関して言えば、彼女を再選させた都民の責任は皆無とは言えないし、そこは反省すべきだと私も都民として思う。