何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

批判するにしても流石にメディアの質を問われるやり方だと思うが

 

「きょうは最後まで答えてください」首相、わずか2分の“終幕宣言”(西日本新聞) - Yahoo!ニュース

昨日のぶら下がりに関してだけ言えば、そもそも週明けに正式な会見の場を設けてその場でしっかりとお答えすると回答しているわけで、流石にこれは言い掛かり、その上、最後まで答えてくれと言ったのは終了後なんだが

この話、昨日のニュースで何度も取り上げられていたし、私は運よくリアルタイムで全てみれたわけですが、ちょっとこの記者が何を言っているのかわからない。

 

私は菅総理のこれまでのメディア対応については問題があったと思っているし、退陣についても、彼自身が先頭に立つタイプでもないと考えているので、その判断含め真っ当なものだと考えている。

 

そういった立場で、特段彼に思い入れがあるわけでもなく、見ていたが、そもそも菅総理は会見の中で「また来週にでも改めて記者会見をしたい」と明確に対応についての方針を述べており、特段その回答自体に問題がるとは思えない。

そもそも、なぜ不出馬なのかという事についても既に会見の中で、総裁選とコロナ対応を同時に行う事が難しいと判断し、その上で、コロナ対応に選任すべきと考えたと述べており、既に不出馬の理由自体は答えている。

 

そもそもぶら下がりや不定期会見で全てを最後まで答えろというのはメディアの勝手な言い分だと思う。

だいたい、官邸とメディアの関係で言えば、定例会見もあるわけだが、そこで申し合わせたような対応を長年続けてきたのはメディアであって、あの時間を無駄に消費する仕組みにした責任はメディアにある。

海外のようにああいった正式な場で、質疑に対してしっかりと答える事を求める対応や、それを行わない場合の政府に対する確固たる態度をメディアがとる、例えばそもそもメディアが一切会見に応じないという方法もある。すべてのメディアが現状の政府の対応は国民に質問に答えているものではないとして、メディアの対応方針を変更しない限り、少なくとも国内メディアは一切の会見や政府発表に参加しないと国民に向けても同様に発信すれば、私は少なくとも理解は得られると思うが。

仮にそうなったとしても、NHKは恐らくそういった枠組みに参加しないだろうし、テレビを使ってみたい人はNHKを見ればいいだけの事で、特段の影響はない。

また、政府側もメディアが一切政府方針の報道をしないという自体になれば、凡そ国民も含め、恐らくは海外からも異常事態であると報道され、その政府の対応の在り方を国内外で議論する事ができるだろう。

 

結局、あの場でよく言われる「最後まで答えてください」等と言うのは、大半が茶番で、だったら答える事をもっと積極的に場を作る、環境を整える所から行うべきだし、記者クラブとかそういった閉鎖的なものを使うのではなく、もっと真っ当なシステムを構築して健全な体制を作ってからだと私は思うが。

 

少なくとも昨日の会見について言えば、必要な事と伝えるべき事は伝えてあるわけで、それ以外の事、つまりそれ以前の会見での回答が得られていない事について、あの場で清算しないのはおかしいという論調は、どちらかというと政府とメディアの関係を一度清算すべきという話でしかなく、政府にも責任はあるが、それと同じだけ今まで無責任な報道環境を身勝手に構築したメディアにも同じだけの責任があると私は思うが。