何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

テニスも将棋もあまり変わらないよ、という話し

 

将棋の試合後インタビューが恐ろしく良質だということはもっと知れ渡っていいのでは、と思った件: 不倒城

一応マジレスしておきますが、将棋のインタビューが良質なのは決着後感想戦前のインタビューのみです。棋戦の公開インタビューでは正直他のスポーツ同様にクソな質問が飛んでいて、藤井二冠に対する質問は酷すぎるよ

 

これはちょっと比較がおかしいかなと。

 

例えば、将棋でインタビューを受けるのは棋戦により異なるのですが、例えば番勝負の場合は前夜祭や勝負後(感想戦前)、決着後(勝者決定時点)の3回程あります。

 

ここで言及されているのはこの内、勝負後(感想戦前)の主幹事社インタビューというものです。

このインタビューは質が高いのは事実で、概ね勝負の勘所を外す事なく、視聴者や棋士の感覚とそれ程ズレていない的確な質問が行われます。

質問する担当者も業界歴や知識を持っており、例えば感想戦等を見ているとわかりますが、状況によっては立会人や記者が可能性について質問をするような事もあるぐらい知識や盤面の理解が十分な事が大半です。

 

一方で、非常に質が低いのは決着後(勝者決定時点)のインタビューで、これはメディアであれば特段の制限無く参加ができると思われるもので、この中身は正直テニスのそれと差のないレベルの内容で、特に藤井二冠に対するものは最低な質問も数多く見られます。

 

女性の好みは、とか、今後恋愛する事もあるかもしれませんが的なクソな内容から、最近学校でどんな事がありましたか、とか、鉄道がお好きとの事ですが、とか、パソコンが云々ともう週刊誌やワイドショーのレベルのクソな質問のオンパレードです。

写真撮影もクソで、目線下さい程度ならまだしも、お二人で入って下さいから始まり、ポーズの指定、難度もやり直しの指示、仕舞いには上手く撮影ができなかったのか謎の暴言のようなもの(おそらく主催者や他の記者に対するもの)まで飛び出す事もあります。

 

将棋好きとしてはこういった状況は本当に辞めて欲しいし、正直今でも棋聖獲得時の某東海地方の局の女性記者の質問は胸くその悪さ極まりというもので、出入り禁止にしてほしいとすら今でもおもっています。

 

テニスも同様で、コート上インタビューは余りゴシップネタやワイドショーの記者のようなレベルの質疑はないのです。

問題なのは公式会見と呼ばれる一般の記者も入れるもので、これが酷いのです。

 

例えばF1も同様です。

レース直後のインタビューは大抵がレース関係者が質問するので、それ程外れた質問はしませんし、ドライバーの表情や状態を見ながら、例えばインタビューの順番も入れ替えたり(例えば、通常は3位〜1位と行きますが、2位の選手が悔しくて対応はできなさそうな時は、先に1位とか柔軟に対応)、ドライバーの心情も含め、どこまで踏み込んでよいのか、どういった表現をすべきかと考えてくれます。

それができるように、リポーター等には多くの場合で元ドライバーや関係者をあてる事が通常です。

 

結局ですが、将棋にしてもテニスにしても、知識や理解のないただの記者を入れる事が間違いなわけで、単純にそういったクソな質問を1度でもした記者やメディアは出入り禁止にすればいいだけの事です。

 

当然、そういった質問をしたいという要望があるでしょう。

すればいいんですよ、正式にそういった質問をさせていただきたいと申し出て。

若しくは、例えばCM撮影やそういった時のメディア対応時なら幅広い話題に対応する可能性は有りますし、スポンサーも話題が集まった方がいいわけで、棋士も勝負に関わらない場ですから、答えられる範疇で答えるでしょう。

 

単純に場を弁えろという事です。

 

プロの勝負の場、その後のインタビューで聞くべき事は、その勝負に関する事であるべきで、それ以外の話しは、それ以外の場所でやれと。

 

その当たり前の事がわからない人間が「知る権利」とか「知りたい人がいる」という勝手な言い分で身勝手な行動を取るわけで、そしてそれを取り締まらないから不幸な人がでるわけです。

 

ファンから見てもそういったメディアはただただ不快であり、本当にいらつくだけなので、厳しい対応を是非して頂きたいと思います。

 

というわけで、別に将棋もテニスとそれ程かわらないのよ、という話しでした。