何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

菅総理の答弁と小池都知事の答弁は全く同じ方針という話し

菅総理の答弁が、質問に対してチグハグな回答をしており、答弁として成立していないという話しが話題になっていましたが、小池知事の答弁も全く同じです。

 

例えば、本日の定例会見でもそうでしたが、全く質問に答えず、その上その点を指摘しようとした記者を無視して次の質問者を直ぐに指し黙殺するという行動を採っています。

 

具体的には、記者から「東京都ではオリンピックの関係性は別として事実として制御不能な規模の感染となっており、政治は結果責任という言葉もあるわけで、現状の東京都の状況について責任についてどう考えておられるか、責任を果たしているとおもっているのか」という趣旨の質問が行われました。

 

これに対して小池都知事は「デルタ株の猛威は(これまでのものと比較して)倍の影響がある。東京都だけでなく他の都市も同様で影響は大い。東京都としては国と連携して色々と努力している。日本や東京は世界最大の病床数を確保しており、それを活用した活動を行っている。人流の抑制については我が国の仕組みとしてお願いしかできない。ワクチンや抗体カクテル(療法)を活用しつつ、基本的なもの(取り組みやルール)を守って貰うしかない。経済を考えつつ、他の国の取り組みも参考にしつつ今後も取り組んでいきたい」と答え、当然これでは「責任を果たしているのか」という記者の質問には答えていないわけです。

 

これに対して記者が「確認ですが」とその点を問いただそうとすると小池都知事は「はいどうぞ」と直ぐに別の記者を指し、回答が不足している事を指摘しようとした記者を振り切りました。

 

これは非常に不適切な対応です。

そもそも質問が「責任を果たしているのか」という事なのですから「果たしている」または「果たしていない」の何れかとなるべきで、その理由を並べるのは良いでしょうが、そのいずれかが含まれないというのは事実上「お答えしません」と述べているのと同じです。

 

このやり方は自民党菅総理のそれと全く同じです。

菅総理の場合は、そもそも何を質問しても定型文を返すという事でしたが、小池都知事のこの回答も実はいつも定例会見やモニタリング会議後の会見で述べている内容の反復であり、実質回答していないものと同じです。

 

その他のシーンでも、質問者の質問を聞きながら含み笑いをしたり、雰囲気としては自民党の麻生大臣の記者会見に似ており、記者を下に見て「わからないのはあなた方の記者としての質の問題だ」とでも言わんばかりの対応です。

 

このような対応をしている事は、実は前から気になっていましたが、最近はさらにその酷さがましています。

 

このほかにも、若者向けの予約不要の接種会場の件について質問があった部分でも、質問の趣旨としては「都としては若者が打たない事により感染が若者の中で拡大している」というメッセージを発信していた事に対して、接種会場を設けた事により若者の接種希望者が多くいる事実がわかり、その上、希望者が結局は打てない(初日以降は抽選対応をする方針との事/予約制よりも酷いのではないかと・・・)事についてどう考えているのかという質問も「2割は打ちたくないという事は逆を返せば8割は希望されているという事。都としては他の会場でも積極的に若者向けの接種機会を提供している。今後も若者は積極的に打って頂きたい」とのみのべ、全くもって自分達の無責任で失礼な発言についての説明責任は果たしていません。

 

私はこのような不適切な対応を小池都知事が続けている点について、もっとマスメディアでは取り上げるべきだと思います。

 

全くもって都知事どころか、根本的に知事という職業に適していない人だと私は思いますし、いち都民として、ここまで都民や国民を馬鹿にする対応を続ける人間に都知事を続けさせている事に恥ずかしさを感じずにはいられません。