このような投稿を見た。
「全国銀行データ通信システム」の略称は「全銀システム」です。全銀ネットとは普通は言いません(運営団体の略称ではある)。その後ろで銀行間決済を担っているのは「日銀ネット」ですけれど。誰なの全銀ネットとか言ってる全銀エアプは。
— ktgohan (@ktgohan) 2023年10月10日
まぁ、いわんとする事はわかる。
が、それ本当に?
当方、ここ数年、特に即時振込(モアタイムシステム)稼働前あたりから、いくつかプロジェクトで銀行との接続だったり即時振込/即時決済系のAPIを利用したプロトタイプシステムの開発をしており、その時に複数行との資料のやり取りがありましたので、その時の資料も引きずり出して見た。
いや、普通に『全銀ネット』って書いてるけどね。
銀行側からの提示資料に。
全部ではないし、なんなら若干定義/指定が間違っている資料もあるので、あれだけど…。
正式名称云々についてはそうであるとして、エアプだからそう呼んでいるわけではなく、実務的に通称としてそういった呼称が、少なくとも一部界隈で使われている(実際今回のリリースでも一部の銀行ではそう呼称しているところもある)というだけの事で、その界隈で実務にかかわった人はそう呼んでいるというだけの事かと。
まぁ、あのあたり呼称や定義がいろいろ複雑であれではあるけど、全銀エアプ云々は流石に言いすぎ。
というか、むしろ銀行決済業務/接続業務の実務は未経験では?と逆に疑いたくなるが。
当然人により経験する領域や量や質は異なるので、皆が同じ情報を持っているわけではないけども、だからこそ、それおま環では?というのを自分にも問い直すべきではと。