何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

ワーキグンマザーを支えるにはその周囲も支える事が大切

ガマンせずにワーキングマザーと働く方法 - 街場のワーキングマザー日記

問題は本来ワーママを支えているヘルパーや周囲にはなんら支援がない事。だから対立も起こる。ワーママを支えるというのは同時に周囲も支える事。その仕組みがちゃんとできれば誰もワーママを支える事に反対はしない

 

読んだ。

 

まぁ確かに『理解』という事が一番大事なのはその通りですが、やはり精神論だけでは難しいのが現実。

 

私的には、一番今欠落しているのは、ワーキングマザーを支える周囲を支える環境かなと思う。

 

ワーキングマザーを支えるためには、様々な協力が必要です。

 

本人(ワーキングマザー)からすると、仕方ない事で、周囲もお互い様よね、と、思うわけではありますが、ただ、そう思わない人も少なくとも結構な数います。

 

それに対して安易に『心狭いね』なんていう人はその人も十分『心が狭い』人です。

 

毎度のことですが、この世の中にはいろんな考え方があります。

どっちが正しいなんていってもそんなものはしょうがなくて、大切なのはどうするか、であったり、どう折り合いをつけるかって事をだと思います。

 

で、ワーキングマザー自身は、やはりバランス良く生活を送りたい(働くことだけが目標ではなく、自信の生活もそうですし、子供、家族全体をバランスよくという意味)と思っているでしょう。

その実現には、現場の支援もあるでしょうし、行政の支援もあります。

 

ただ、多くのものは、ワーキングマザーそのものを支援する事が目的で、その制度を支えている現場のスタッフや、その制度を回すために様々な努力をしている人は、基本的に会社の命令であったり、ボランティアであったり、本人の高い意思であったりというものに支えられているのが実状です。

 

この仕組みでは、確実に支える人への負担が大きく、その仕組みの中に、数人でもよく思わない(つまり、会社から命令でそういった支援をしている人)が入ると、おそらく歪がでて、結果、破綻するような方向になっていくことが想像されます。

 

システムとは、基本的にはどういう状況下であっても、ある一定の品質で動くことが重要で、その目的は、支えられているワーキングマザーの生活を守るだけでなく、その周囲にいる多くの支えている人たちの生活も守る為に必要となります。

 

そう考えると、今一番欠落しているのは、そういった支える側の人をいかに守るか、大切にするか、育てるかといったものが欠落しているのではないかと思います。

 

色々な事が必要でしょう。

 

当然、金銭的な支援も必要かと思いますし、精神的な支援も必要だと思います。

 

特に、そういった事を周囲に働きかける事により社内で孤立してしまう人や、望まないにも関わらずそういった事に係らせられる人(自身が子供を育てない人には、到底その行為の理解が十分であるとは限りませんし、それ自体は悪い事ではありませんので)等そういう環境にある人にも、少なくとも、そういった事に係り、前向きになる事で自然と自らも豊かな生活が送れるようなシステムにしていくことが、長期的に考えると必要なものだと思います。

 

今後、少子化に拍車がかかるわけで、支えられる側のワーキングマザーよりも、支える側の人間の方が多くなります。

最も、労働人口そのものが現象していますから、実質的には比率は変わらないものと思われますが、それでも圧倒的に、支えられる側は少数派です。

 

少数派に対して、過剰な保護を続ければ、やはり、軋轢は生まれますし、それを『心の狭い奴らだ』等といったところでより溝は深まるだけで無意味な争いになります。

 

少数派を救うには、経済的な観点でいえば、少数派に直接的に関与する方が効率的ではあるのですが、人間の特性を考えればやるべき事はその逆で、多数派に対して少数派を守る為に振る舞わせることの方が、結果的には有機的に働くと私は思います。

 

一番いけないのは『女性ならわかるでしょ』『子供がいるならわかるでしょ』という考え方であったり、『子供の大切さがわからないなんておかしい』というような精神論だけで押さえつけるようなやり方で、そういうものはなんら状況を改善しません。

同じ女性だからこそ反発する事もあるでしょうし、子供を持った身だからこそ自分の時はと、反論したい人もいるでしょう。

 

それも一つの考え方ですから、同様に理解し、尊重すべきものです。

 

そういった考え方の人がいるのがこの世の中で、そういった人が一定数同じ組織には存在しており、むしろ、今後少子化・未婚率の上昇が進めばそういった考え方の人の方が多数派になる可能性が非常に高いと考えるべきで、その状況下でも、ちゃんと『システム』として機能するような社会デザインを行うべき時に来ていると思います。

 

そういった意味では、人口が減少する今というのは、改革には適した時期なのではないでしょうか。