何気ない記録

なんとなく自分の意見を書き記すときにつかいます。つまり不定期更新です。

誰が言ったかではなく、何を言っているのかでしか考えない。

 

アオイ模型 on Twitter: "フェミの人たち、今度はゆるキャンを燃やそうとしているのか……"

"オタクが"云々の意見を並べる人は根底に"オタクとは自分とは異なった別の何か"という差別が根底にある。普通の発想は逆。普通の人にオタクにカテゴライズされる趣味や感性があるだけで、それは普通の事に過ぎない。

私の観測範囲でもこんな事実はないかな。

私が知らない=嘘とは断定できないが、続報として何かでてこないのであれば嘘で、そういった行為は当然私は容認しない。

 

相手がオタクであれ、フェミニストであれ、そういったスタンスは当然同じ。

 

なぜそうなるかという根拠は至って単純。

どちらもそもそも普通の人で、その普通の人の何かしらの理由で付加された属性のひとつが"オタク"と呼称される事があるものなのか、それとも"フェミニスト"であったり"ミサンドリスト"と呼称されるものなのかの違いに過ぎず、結局何れも、ただの人に過ぎない。

 

であれば、評価の基準も評価の仕方も何も変わる事はなく、どちらかを優遇する事も、どちらかを冷遇する事もない。

 

仲間意識とか、同族とかそういったものを持たないのか?という指摘はあるのかもしれない。

自分の好きなものに対して否定的な人と肯定的な人を同列にする事が理解できない人もいるかもしれない。

 

が、私からすると、それ自体は自分の一部、つまり"アニメを見る"事というのは、読書をする事とも、プログラムを書く事とも、ご飯を食べる事とも違いはない。

時や状況が違えば、フェミニストの誰かがアニメが好きでオタクと呼ばれていたかもしれないし、逆に僕がフェミニストと呼ばれる可能性も当然ゼロではない。

 

単純に今そういった結果になっているだけで、その可能性、つまり今の自分とそうであったかもしれない自分の二つは結果的に異なるだけで、本質の部分、つまり自分というものとしては何も違いが無い。

 

であれば、そういった状況、影響に左右されて自分の軸がブレるという事はない。

 

どちらに優位とか不利とかそういった事で意見がブレる事もない。

正当性のない意見であれば、誰が発信したかではなく、それが正当性のある意見なのかどうかで判断するだけの事。

 

私はそういった考えでいるので、そもそも"オタクが"とか"オタクは"という表現で批判する人がただの差別主義者にしか見えていない。

 

例えばフェミニストとオタクという集団はそもそもイコールではない。

フェミニストとは活動を行う集団に対しての総称であって、フェミニスト的活動をする人間に対して"フェミニストは"というのは私は自分でも使うし、その場合でも可能な限り"ミサンドリスト"との違いは明確化するようにしている。

一方で、オタクというカテゴライズは広すぎるし、明らかに集団を指してはいない。

例えば、同じような侮蔑的な意図を持って使う人がいる"表現の自由戦士"というものがあるが、こちらは侮蔑的な意図がある事に対して私は発している人間をくそ野郎だとは思うが、オタクという集団を十把一絡げにしない分、まだ多少の理解がある。

批判したいのは特定の意図を持って行動している誰かなわけで、それ自体は、侮蔑的意図を投げつける行動を除けば、用法としての間違いはない。

 

だが「オタクは」という表現は明らかに異常だ。

おそらく放っている相手は「アニメを好んでみる人は」とか、「2次元趣向者は」という表現を使う事の問題を理解している。

それはつまり、何かしらの属性や趣向に対して差別的な意見を投じる事であり、そのまま属性差別をしているからだ。

つまり、わざわざ何かに付けて「オタクは」とか「オタクが」と枕詞を付ける人間というのは、単純に「自分は差別主義者と見られたくない、小心者な差別主義者です」と吹聴しているわけで、それ以上でもそれ以下でもない。

 

その問題は言うまでも無い、例えば「アニメを好んでみる人」の中にもフェミニストはいるし、同様に「アニメを好んでみる人」の中にもミサンドリストはいる。

この人達の行動は全く別だし、例えばアニメに対する評価や行動も異なってくる。つまり同一視する事はできない。

もっと言えば、オタクと表現される趣味はいくらでもある、というか、何かしらの趣味を突き詰めている人は多くの場合でオタクと総称される。

つまり「オタクは」という表現を使う人は、そういったそもそも価値観も考え方も全く違う集合を十把一絡げに批判、否定するわけであり、そもそもその基準や価値観を理解する事は私にはできない。

 

自分が差別主義であったり、誰かを侮蔑したいのであれば、せめてその対象は誰なのか冷静に考えて欲しい。

 

結局、私から見れば、そういった人が言う「オタク」の中にも馬鹿な行動を取る人間、発言する人間はいるし、同様にフェミニストミサンドリストの中にも馬鹿な行動や発言をする人間がいる。

 

結局、どちらの陣営もそういった愚かな人間が無駄な対立や対話を阻害しており、結果として双方の愚かな人間同士が、そういった一部の行動を全体の行動として、延々と罵り合うだけで、何も変わらない、というか何も変えようとしない。

何も変える努力、理解する努力をしない人間のくせに、まず一言目には侮蔑する事を目指すし、その侮蔑の言葉を浴びせる為に、必死にネタを探す。

 

日本が生きづらくなるのは単純にそういった、侮蔑する事を目標にしている、理由はわかりませんが、何か日常でストレスを抱え、それをネットで発散しようとする人間の行動の結果ではあると思う。

 

全く私には理解できませんがね。